副業の確定申告ソフトを探していて、「やよいの青色申告オンラインって実際どうなの?」と気になっていませんか。
ネットの口コミを見ても褒めている記事ばかりで、デメリットがよくわからない——そんな声をよく聞きます。
結論から言うと、やよいの青色申告オンラインには「UIの古さ」「請求書機能の分離」「スマホアプリの制限」という3つの弱点があります。一方で、初年度無料・手厚いサポート・業界シェアNo.1という強みは副業サラリーマンや初心者にとって大きな安心材料です。
この記事では、デメリットを正直にお伝えしたうえで、どんな人に向いているか・向いていないかを整理しました。freee・マネーフォワードとの比較表も掲載しているので、ソフト選びの判断材料としてお役立てください。
この記事でわかること
- やよいの青色申告オンラインの具体的なデメリット3つ
- デメリットを上回る4つの強み
- freee・マネーフォワードとの料金・機能比較
- 「向いている人」「向いていない人」の判断基準
よくある疑問(Q&A)
- やよいの青色申告オンラインは初心者でも使えますか?
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はい、簿記の知識がなくても画面の指示に沿って入力すれば帳簿付けから確定申告書の作成まで完結します。ベーシックプラン以上なら電話・チャット・メールで操作を質問できます。
- 初年度無料は本当ですか?条件はありますか?
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セルフプラン・ベーシックプランは初年度0円で利用できます(初回申し込みに限る)。トータルプランも初年度半額です。次年度からは通常料金が発生します。
- 青色申告の65万円控除に対応していますか?
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はい、複式簿記での記帳とe-Taxによる電子申告に対応しており、65万円の青色申告特別控除の要件を満たせます(参照:国税庁 青色申告特別控除)。
- 請求書はやよいの青色申告オンラインで作れますか?
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やよいの青色申告オンライン単体では作成できません。同じ弥生が提供する「Misoca」を別途利用する必要があります。
やよいの青色申告オンラインの3つのデメリット
デメリットをきちんと知った上で判断することが、後悔しないソフト選びにつながります。ここではユーザーからよく挙がる3つの弱点を整理します。
デメリット①:他ソフトと比べてUI・デザインがやや古め
freee会計が「簿記の知識がなくても感覚的に使えるUI」を打ち出しているのに対し、やよいの青色申告オンラインは従来の会計ソフトに近いオーソドックスな画面設計です。
デスクトップ版の弥生会計から続くデザイン思想を受け継いでいるため、直感的な操作感というよりは「帳簿の延長線上にある画面」という印象を持つ人もいます。視覚的なスタイリッシュさを重視する方にとっては、やや地味に感じられるかもしれません。
ただし、この点は裏を返せば会計ソフトとしての堅実な設計とも言えます。「見た目のおしゃれさ」より「確定申告がきちんとできること」を重視する方にとっては、特段のデメリットにはなりにくいでしょう。
デメリット②:請求書・見積書機能が別ソフト(Misoca)に分離
freeeやマネーフォワードでは、会計ソフトの基本料金内で請求書の作成・送付が可能です。一方、やよいの青色申告オンラインで請求書を作成するには、弥生が提供するクラウド請求書サービス「Misoca」を別途利用する必要があります。
MisocaはMisocaで無料プランもありますが、「1つのサービスで帳簿付けから請求書発行まで完結させたい」という方にとっては手間が増えるポイントです。
とはいえ、Excelなどで請求書を作成している方や、取引先から届く請求書をもとに仕訳を入力するだけの方にとっては、大きな問題にはなりません。
デメリット③:スマホアプリの機能が限定的
やよいの青色申告オンラインにはスマホアプリ(iOS/Android対応)が用意されており、レシート撮影による経費登録や取引入力は可能です。
ただし、確定申告書類の作成・提出など、本格的な作業はPC(ブラウザ)で行う前提になっています。freee会計がスマホだけで確定申告を完結させられることを強みにしている点と比較すると、スマホ中心で作業したい方にとっては物足りなさを感じる場面があるかもしれません。
もっとも、確定申告書の作成は年に1回の作業です。日常的なレシート撮影や仕訳確認はスマホで十分こなせるため、「スマホだけで全部やりたい」というこだわりがなければ問題にならないケースが多いです。
デメリットを上回る4つの強み
デメリットを踏まえたうえで、それでもやよいの青色申告オンラインが選ばれている理由を見ていきましょう。
強み①:業界随一のサポート体制
やよいの青色申告オンラインのサポート体制は、他社と比較しても充実しています。
ベーシックプラン以上では電話・メール・チャットでの操作質問が可能です。さらにトータルプランでは仕訳相談・経理業務相談・確定申告相談まで対応しており、会計ソフトの操作だけでなく「この支出は経費になる?」といった実務的な質問にも答えてもらえます。
freee会計で電話サポートを受けるにはプレミアムプラン(年払い39,800円/年・税抜)が必要であり、マネーフォワードもパーソナルプラスプランでないと電話対応は受けられません。やよいのベーシックプラン(次年度22,800円/年・税抜)で電話サポートが使えるのは、コストパフォーマンスの面で大きな強みです。
強み②:初年度無料のキャンペーン
2026年3月時点で、やよいの青色申告オンラインでは以下のキャンペーンを実施しています。
- セルフプラン:初年度0円(次年度以降 11,800円/年・税抜)
- ベーシックプラン:初年度0円(次年度以降 22,800円/年・税抜)
- トータルプラン:初年度半額 19,800円/年・税抜(次年度以降 39,600円/年・税抜)
※上記は2026年3月時点の弥生公式サイト掲載情報に基づきます。キャンペーン内容は変更される場合があります。
初年度にすべての機能を無料で使えるため、「まずは試してみて、合わなければ他社に乗り換える」というリスクの低い始め方ができます。freee会計の無料体験が30日間、マネーフォワードが1ヶ月であることと比較すると、1年間じっくり試せるのは大きなアドバンテージです。
強み③:クラウド会計ソフトシェアNo.1の実績
MM総研の調査(2025年3月末時点)によると、個人事業主向けクラウド会計ソフトの利用状況でやよいの青色申告オンラインはシェア1位を獲得しています。
シェアが大きいということは、ネット上に操作方法の解説記事や動画が豊富にあるということでもあります。困ったときに情報を探しやすい環境が整っているのは、初心者にとって心強いポイントです。
強み④:e-Tax対応で65万円控除をスムーズに受けられる
青色申告特別控除で最大65万円の控除を受けるには、複式簿記での記帳に加えてe-Tax(電子申告)での提出が必要です(参照:国税庁 青色申告特別控除)。
やよいの青色申告オンラインは全プランでe-Taxに対応しており、マイナンバーカードとスマホがあればソフトから直接電子申告が可能です。追加料金もかかりません。
こんな人に向いている/向いていない
向いている人
やよいの青色申告オンラインは、以下のような方に適しています。
- 確定申告が初めてで、操作に不安がある方:ベーシック・トータルプランの手厚いサポートが心強い
- まずは低リスクで試したい方:初年度無料で全機能を使えるため、お金をかけずにじっくり判断できる
- PCメインで作業する方:ブラウザ版の使い勝手は安定しており、帳簿付けから申告まで一通り完結する
- 税理士に記帳代行を依頼する予定の方:弥生は税理士・会計事務所との連携実績が豊富で、データの受け渡しがスムーズ
向いていない人
一方で、以下のような方は他のソフトの方が合う可能性があります。
- スマホだけで帳簿付けから確定申告まで完結させたい方:freee会計のほうがスマホ完結度が高い
- 請求書の作成・送付も1つのソフトにまとめたい方:freeeやマネーフォワードは会計ソフト内で請求書作成まで対応している
- 洗練されたUIを重視する方:freeeのモダンなインターフェイスのほうが好みに合う可能性がある
freee・マネーフォワードとの3社比較表
以下は、2026年3月時点の各社公式サイト情報をもとにした比較です。料金はすべて税抜で記載しています。
| 比較項目 | やよいの青色申告オンライン | freee会計 | マネーフォワード クラウド |
|---|---|---|---|
| 最安プラン(年払い) | 11,800円/年(セルフ) | 11,760円/年(スターター) | 10,800円/年(パーソナルミニ) |
| 初年度特典 | セルフ・ベーシック:1年間無料 | 30日間無料お試し | 1ヶ月無料トライアル |
| 電話サポート | ベーシック(22,800円/年)から対応 | プレミアム(39,800円/年)のみ | パーソナルプラスのみ |
| 請求書作成 | 別ソフト(Misoca)が必要 | ソフト内で対応 | ソフト内で対応(プラン内に含む) |
| スマホアプリ | レシート撮影・仕訳入力に対応 | 帳簿付け〜確定申告提出まで対応 | レシート撮影・仕訳入力・電子申告に対応 |
| UI・操作感 | 従来の会計ソフトに近い堅実な設計 | 簿記知識不要の直感的UI | 簿記経験者にも馴染みやすい設計 |
| e-Tax(電子申告) | 全プラン対応 | 全プラン対応 | 全プラン対応 |
| 消費税申告 | 全プラン対応 | スタンダード以上で対応 | パーソナル以上で対応 |
| 無料お試し | 最大1年間(セルフプラン) | 30日間 | 1ヶ月 |
※各社の料金・機能は変更される可能性があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
この比較表を見ると、コストとサポートのバランスではやよい、スマホ完結度と請求書一体化ではfreee、複数バックオフィスツールの統合ではマネーフォワードにそれぞれ強みがあることがわかります。
どのソフトも無料体験が用意されているので、気になるソフトは実際に触ってみて操作感を確かめるのがおすすめです。
まとめ
やよいの青色申告オンラインには「UIの古さ」「請求書機能の分離」「スマホアプリの制限」というデメリットがあるのは事実です。
しかし、初年度無料で全機能が使える導入ハードルの低さ、業界No.1シェアの安心感、そしてベーシックプラン以上で受けられる手厚いサポートは、特に確定申告が初めての副業サラリーマンにとって大きなメリットです。
大切なのは「完璧なソフト」を探すことではなく、自分の状況に合ったソフトを選ぶことです。以下のリンクから、気になるソフトの公式サイトをチェックしてみてください。
- やよいの青色申告オンライン → 公式サイトで無料登録する
- freee会計 → 公式サイトで無料登録する
- マネーフォワード クラウド確定申告 → 公式サイトで無料登録する
免責事項
本記事は2026年3月時点の公開情報および筆者の実体験に基づく情報提供を目的としたガイドです。税制・料金プラン・ソフトの機能は変更される場合があります。個別の税務判断については、所轄の税務署または税理士等の専門家にご相談ください。本ブログは個人が運営しており、税理士等の専門家による監修は受けておりません。
参考情報
- 国税庁「青色申告制度」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm
- 国税庁「青色申告特別控除」:https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2072.htm
